禁酒日記⑥禁酒断念

気が付けば普通に

あれだけ威勢のいいことを言っていたのに…。そう、気が付けば禁酒を諦めていました。

禁酒ブログが止まって3カ月。諦めたというより、普通に飲んでいました。そう、禁酒を誓ったことなど、まるでなかったみたいに。

禁酒を諦めた理由は

 振り返ってみると、禁酒ができたのは、わずか10日。いや「平日禁酒」とうたっていたため、お酒を飲まなかったのは実質数日に過ぎませんでした。

 禁酒を断念したのは、具体的な理由があった訳ではありませんでした。何かとんでもなくストレスを抱えることがあったとか、仕事の付き合いでどうしても飲まないといけない日が続いたとか。自分の意志だけではどうしようもない状況が続いた訳ではありません。

 そもそもストレスは仕事でもプライベートでも日常的にある訳で、仕事上の酒席も時々あります。それを踏まえた上で、完全な禁酒ではなく、平日禁酒を誓ったはずでした。

 週に2~3回は飲んでOKという非常に緩やかな「平日禁酒」。しかし、それさえも守れませんでした。

 原因は何か。今、振り返っても判然としません。ただ言えるのは、それまで続けていた飲酒という習慣が恐ろしいぐらい体に刻まれていたということでしょうか。

募る罪悪感

 体や財布に悪いということは分かっていながらも、どうしても飲むことをやめきれませんでした。やめたいという気持ち以上に、そもそも「何でやめないといけないの」という疑念が強かったのです。

 意志が弱いと言われればそれまでですが、どうしようもなかったのです。気が付けば普通に飲んでいました。心のどこかに罪悪感がありましたが、もう抗えません。

ちょうど、年度の変わり目の時期だったということで、歓送迎会は頻繁にあったし、仕事の新しい担当になり、ストレスが多かったことも要因の一つかもしれません。ただ、それを言い訳にして、それこそズルズルとお酒の沼にはまっていった訳です。

 懸念していたとおり、飲酒した翌朝からはだるく、出社時間はぎりぎり。午前中はぼんやりする日も少なくありませんでした。

当然、朝活は休業。ブログを更新することもなくなりました。

 きっと明日からは、この仕事が片付いたら…などと、言い訳を考えながら何度も何度も、再開を先送りしました。

 そのたびに罪悪感は募り、自己肯定感も下がり続けました。その間、およそ3カ月。何だか暗い日々でした。

とりあえず片方だけ

いい加減にしないと、ようやく奮い立たせ、6月のある朝から、朝活だけはなんとか再開しました。変わらなきゃ、何か行動をおこさなきゃ。そんな思いで本当にようやく立ち上がりました。ただ一方で、禁酒については、もう…。あきらめました。

 この3か月間、何となく禁酒と朝活はセットで考えていました。けど、どう考えても禁酒ができません。

朝や昼は今日は飲まないと考えてても、夜になると、やっぱり少しは飲みたくなる。

なぜ、こんな仕事も一生懸命やっているのに、ビールの1、2杯を飲むことさえ、できないのか。そんな人生つまらない! 

完全にアル中の思考かもしれませんが、こんな思いが非常に強かったのです。

ただ、このままでは共倒れです。朝活でブログを更新し、ちゃんとしたサイトを作りたいという思いはなお残っていました。

酒のせいにして、朝活をやらないことにも嫌気がさしてきました。

そこで、なんとも普通かもしれませんが、朝に残らないように「適度に飲む」と決め、ようやく朝活だけ再開をすることができました。再開第1話がこのブログになる訳です。

どこまで続くのか

ちなみにビール党で大酒飲みの私にとって、翌朝に残らない程度の量は500㍉2本です。

3本でもギリOKの時もありますが、睡眠時間が短ければ早起きをするなら2本がベストでしょうか。多すぎる、との声はいったん無視しますね。

さて、再開したての今は、いろんなジャンルを書いてブログを更新したいなという気持ちでいっぱいです。

果たしてどこまで続くのか。飲酒はとりあえず500㍉2本にして、毎日朝活に取り組む―。この新たな目標を胸に、再出発したいと思います。どうかよろしくお願いします。