禁酒日記⑨「ゆる禁酒」スタート

初日の夜

自分を変えるために、「ゆる禁酒」を決心したその夜のことです。会社からの帰り道、何度もコンビニ寄るか迷いました。行こうかなと思っては、やめようと考え直し、の繰り返しでした。

結局、コンビニには寄りましたが、炭酸水を買っただけで帰宅。さすがに決心したその日からは、飲めないと思ったからです。あの公園での逡巡からの決断はなんだったのか、となりますからね。

自宅では、ビールの代わりに炭酸水を飲みました。「何だかいけそう」。炭酸水でものどの渇きや爽快感は得られました。

初日ということもあり、少し強気になっていたのかもしれませんが、もしかして、今度は続けられるかも、と淡い期待が膨らみました。

ただ、少し苦労したのが寝るときです。いつもなら酔いが入眠を手伝ってくれて、すぐに寝れるのですが、この日はなかなか寝付けませんでした。

やはり、飲んで寝るというのが、習慣になっていたようです。結局、ベットの中で1時間ほどグダグダして、ようやく眠りに入ることができました。

翌日

翌日の朝。すっきり起きれたかというと特にそうではありませんでした。昨日寝付くのが遅かったからか、やや眠気が残っていました。

けど、二日酔いのようなけだるさはありませんが、もう少し爽快な朝だったら、禁酒にとって良かったのに。そう上手くはいきません。

この日は仕事の飲み会で、酒席ではビールを飲みました。ただ、頑張って一次会で切り上げ午後10時前には自宅に着きました。

通常であれば、風呂に入って「締めの一杯」と称し、またビールを1缶開けるのですが、「ゆる」ではありますが禁酒中です。さすがにそれはやめて、すぐにベットに入りました。

少し楽しみに

「ゆる禁酒」3日目は、一杯も飲みませんでした。いつものごとく、帰りにビールを買いたくなる衝動に駆られましたが、炭酸水を買って素直に帰りました。

これまでであれば、ビール2~3本とちょっとしたつまみで、1000円はすぐに超えていたのに、炭酸水1本100円ちょっと、という値段に喜びを感じました。やはり財布に優しいことには間違いない。

この日はまったく飲まずにしのぐことができました。寝つきも初日ほど悪くはありません。この「ゆる禁酒」という習慣がどれだけ続くか、少し楽しみになってきました。